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万作の会 狂言『ざゞん座』

人間国宝・野村万作が主宰!バックステージツアー付きで、狂言のおもしろさを実感

「ざゞん座」(ざざんざ)は、人間国宝・野村万作や野村萬斎の相手役を勤めている狂言師5名が、年に一度主役となる狂言会。冒頭には解説が付き、終演後にも出演者から挨拶があるので、狂言ビギナーでも分かりやすくて楽しめるはず。演目は、『丼礑』(どぶかっちり)、『成上り』(なりあがり)、『舟渡聟』(ふなわたしむこ)といったすべて狂言づくし。「洗練された笑いの芸術」とも言われる狂言で、リズミカルな日本語のおもしろさを発見して。

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編集部の見どころポイント

  1. これぞ狂言入門編! 人間国宝・野村万作主宰の狂言会「ざゞん座」

    人間国宝・野村万作が主宰する、若手弟子の研鑽のための狂言会「ざゞん座」。一門を支える若手が、普段はなかなか取り組む機会のない大曲やシテ(主役)に挑戦する貴重な修行の場として2006年に発足し、今年で11回目を迎える。冒頭の解説で狂言の見方・楽しみ方をレクチャーするほか、上演する演目がすべて狂言なので、狂言の和楽の世界にどっぷり浸かれる。
  2. まるでお笑いコントを見ているようなおもしろさ! 『丼礑』『成上り』『舟渡聟』の狂言3演目

    『丼礑』は、盲目の2人が川を渡ったり酒を飲んだりと、見どころの多い作品。『成上り』は、太郎冠者と主人による大捕り物に注目して。そして、棹1本を使い、聟(むこ)と船頭の呼吸を合わせた演技で揺れる舟の様子を表現するなど、マイムとしての狂言のおもしろさがある名曲『舟渡聟』。狂言は、昔の日常的な話し言葉を使っているので内容もわかりやすく、思いっきり笑えるはず。
  3. OZ限定で、鑑賞後にバックステージツアー付き! 伝統と芸術の世界に触れて

    今回は、舞台の最初に狂言特有のルールや現代劇とは違う演出スタイルなど、初めて観劇する人にとってわかりにくいところをきちんと説明してから始まるので、狂言初心者にはぴったりの公演。おもしろい!と思ったら、気構えずに笑ってOK! また、終演後はOZ限定でバックステージツアーへご案内。実際に舞台に上がったりしながら狂言を身近に感じて。

Story

『丼礑』(どぶかっちり)
盲人の勾当が同じく目の見えない菊市を連れ、途中「平家」を語りながら歩いていると川にいきあたる。深さを確かめるため石を投げて浅瀬を見つけると、勾当は自分を背負って渡るよう菊市に命じるが、そこへ来合わせた男がすり替わり渡ってしまう。わけの分からぬまま菊市はまた勾当を背負うのだが…。

『成上り』(なりあがり)
主人のお供で鞍馬寺に参籠した太郎冠者。主人の太刀を預かったまま寝入った隙に泥棒が現れ、太刀を青竹にすり替えてしまう。翌朝気付いた太郎冠者は、「成上り」の話をしてごまかそうとするが、主人に怒られる。参詣人の中に犯人を見つけた2人は、太刀を取り返そうと飛びかかるが…。

『舟渡聟』(ふなわたしむこ)
聟が初めて妻の実家に挨拶に行く途中、渡し舟に乗る。酒好きの船頭は、聟の持つ樽酒を振る舞うよう迫るが、断られると舟を漕ぐのをやめたり激しく揺らしたり。聟は仕方なく酒を飲ませて実家に出向くと、さきほどの船頭こそが舅だったのだ。

公演データ

会場・日程 十四世喜多六平太記念能楽堂(東京都/目黒)
2016/9/11(日) ~ 2016/9/11(日)
14:00開演
チケット
通常価格
S席4000円/A席3000円/学生席2000円
キャスト 解説
出演:破石晋照

丼礑
出演:高野和憲・岡聡史・中村修一

成上り
出演:竹山悠樹・石田幸雄・飯田豪

舟渡聟
出演:月崎晴夫・深田博治・破石晋照
公式サイト http://www.mansaku.co.jp
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