公演TOP 第15回 神田明神薪能『明神能・幽玄の花』

ステージ・能・狂言

第15回 神田明神薪能『明神能・幽玄の花』

1300年の時を重ねる神田明神で日本の伝統芸能に触れる夜

1300年近くも「江戸総鎮守」として親しまれ、今なお東京の街を見守り続ける神田明神。日本三大祭りのひとつ「神田祭」では、明神様へ奉納するための神事能と呼ばれる能楽が執り行われる。江戸時代初期より長らく途絶え、平成15年に復活して以降15回目となる本年の神事能では、伝統の能や素謡(すうたい)、人間国宝・野村万作による狂言などを上演。神田明神境内に設けられた舞台で催される日本が世界に誇る伝統芸能を、この機会にぜひ間近で体感したい。

編集部の見どころポイント

  1. 江戸初期まで続いた由緒ある神事能が平成の世に蘇る「明神能」の歴史

    毎年5月に開催される神田祭。もともとは旧暦の9月に執り行われ、江戸時代の初期までは明神様へ奉納するための能が舞われていたが、当時の大火事により装束や舞台を焼失してしまったという。そのため長らく途絶えていた神事能は、時を越えて平成15年に復活。約1300年この地を守ってきた神田明神で、特別な日を重んじる演目が上演される。
  2. 江戸情緒たっぷり&活気に満ちた日本三大祭りのひとつ「神田祭」

    京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」とともに日本三大祭りのひとつとして有名な「神田祭」。2年に1度開催される祭祀を本祭り、その本祭りではない年に行われるものを陰祭りと呼び、神田明神が表・江戸城を守る日枝神社が裏となり毎年交互で執り行う。今年は本祭りの年となり、伝統ある神事や催事が行われ、活気に包まれる。
  3. 伝統芸能の代表演目が一度に見られる! 一夜限りの豪華な演目

    日本を代表する伝統芸能が豪華共演。その中の素謡「神歌」は囃子や舞を伴わず、能の演目「翁(おきな)」の言葉の部分だけをしっとりと演じるもの。通常の能装束ではなく、礼装である紋付き袴をまとって演じるのが特徴で、正月や祝賀など特別な席だけで披露される貴重な演目。さらに狂言「蝸牛」は、俳優としても活躍する野村萬斎の父であり人間国宝である野村万作が上演。

公演データ

会場・日程 神田明神(東京都/御茶ノ水)
2017/5/15(月) ~ 2017/5/15(月)
※観客席は神社境内に椅子を並べた座席となります為、劇場、ホールの仕様とは異なります。

【S1席】  6列目~10列目まで
【S2席】11列目~16列目まで
チケット
通常価格
S1席7000円、S2席6500円(税込)
演目および出演者 素謡 神歌  金剛流二十六世宗家 金剛永謹他
狂言 蝸牛  和泉流       野村万作他
仕舞 善知鳥 金剛流       金剛龍謹他
能  敦盛  金剛流       遠藤勝實他
公式サイト http://www.kandamyoujin.or.jp/event/detail.html?id=26&m=05
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