青い空に透き通った海、自然の恵みが詰まった島ごはん・・・。目に入るものすべてがまぶしくて、モヤモヤや憂鬱をぜーんぶ吹き飛ばしてくれる、沖縄。今回は、なかでもよりのんびり、非日常を感じさせてくれる、沖縄の離島へパワーチャージしに行こう!
外間さん夫妻が営むアットホームな牧場「清ら海ファーム」。さまざまな種類のヤギたちが暮らし、山や海岸を歩くお散歩体験が人気。朝10時、一斉に野に放たれた約30頭のヤギの放牧に同行できるのが山コース。どこに行くのかは、ヤギまかせ。首輪のないヤギたちを引き連れて歩いていると、遊牧民になったよう。海コースの出発は、午後が基本。海岸をめざし、ヤギの親子と出発! ミネラルを補給するために海水を飲む様子や、メェメェと泣きながら付いてくる愛らしい子ヤギに癒される。
「kainowa(カイノワ)」は、シェルクラフト作家・川初真さんの工房兼ギャラリー。ダイビングがきっかけで貝に魅了され、最初は趣味でシェルクラフトを始めたと言う。沖縄で獲れた夜光貝や高瀬貝を中心に、デザインから夫婦で手がけたアクセサリーが揃う。リングやピアスなど、どれもやわらかいフォルムで、ひとつとして同じ模様がない一点もの。「アクセサリーの貝を見るたびに、沖縄の海を思い出して癒されてほしい」作品の一つひとつに、そんなやさしい願いが込められている。
「ruan+shimairo」のかき氷。右からはちみつハイビスカス800円、マンゴー650円、いちご600円。+100円で練乳をプラスできる。器は、島袋克史さんがかき氷のために焼いたオリジナル
神奈川のかき氷専門店「埜庵」で修業した西澤さんのかき氷と「陶房Gallery 島色」の器がコラボしたお店「ruan+shimairo」が今年5月にオープン。島色のオーナーで陶芸家の島袋克史さんの器に魅せられた店主の西澤翼さんと、以前から「自分の器で料理を出す店を」と思っていた島袋さんの思いが重なった。オリジナルの器とカラフルな氷が合わさると新鮮な彩りにワクワクする。店の2階は、島袋さんの奥様で美術家の根間智子さんが手がけるギャラリーに。3人の夢が詰まった空間は、小さな島に新しい息吹を運んでくれそう。
1組貸し切り制の古民家で、沖縄の素材を使ったスパトリートメントを提案。ハワイアンロミロミの手技を織り交ぜたオリジナルのオイルトリートメントのほか、癒しがテーマの島体験とスパがセットになったパッケージプラン24570円~も揃う
平安座島の集落に溶け込むこちらは、島の日常を体験できる古民家スパ。伝統的な造りはそのままに、魔除けの水字貝をつるすなど古きよき伝統をちりばめた空間で、島素材を使ったトリートメントが受けられる。フットバスに浮かべる月桃やハイビスカスも、昔から殺菌や保湿に使われていたもの。数種類のハーブを漬け込んだ泡盛や、命の塩・ぬちまーすを使ったトリートメントもあり、島の恵みと知恵に癒される。「島そのものをスパに」という思いから、浜比嘉島のパワースポットを巡ってからスパを受けられるプランも用意。
今年開通したばかりの新しい絶景スポット「伊良部大橋」を渡れば、自然と親しむ伊良部島ならではの“のどかな日常”に出会える。青の洞窟や神秘の洞窟群など、地形の面白い海はここならでは。「僕らが大好きな世界一の海を見に来て」とは、伊良部島出身の「イラブルーツアーズ」のオーナーの弁。子供の頃から遊んでいた伊良部の海の中でも、絶好のポイントをグラスボートでガイドしてくれる。おすすめはシュノーケル付きツアー。サンゴ礁やそこに生息する熱帯魚、ウミガメを通じて、島の人々が守ってきた海の美しさを感じて。
約70頭の乳牛を飼育している伊盛牧場直営のジェラート専門店「ミルミル本舗」。人里離れた丘の上に位置し、どこまでも続く空と青い海、そして八重山の島々といった美しい景色に思わず息をのんでしまう。搾りたての牛乳やフルーツ、野菜、黒糖など石垣島産の食材を使って作られるジェラートがいただける。なかには、島豆腐やフーチバー(ヨモギ)なんてユニークなものも。添加物や着色料に頼らず、すべてを手作業で行うことにこだわるのは、生産者が大切に育てた食材の味わいを活かしたいから。石垣島の豊かな食文化が活きたジェラートをぜひ味わってみて。
“島野菜カフェ”という名の通り、どのメニューにも新鮮な島野菜がたっぷり。四角豆やハンダマ、ホーピーガンジューなど本土ではお目にかかれないものもしばしば登場。名物のカレーやバーニャカウダを始め、初めて石垣島に来た人にも、島で暮らす人にも楽しんでもらえるようにと島野菜の新しい食べ方を提案している。
島の90%がジャングルという西表島。そこには、滝をめざすトレッキングツアーやマングローブストレッチ、サンゴでできた奇跡の島でのシュノーケリングなど、自然のパワーを全身に感じられるアクティビティがいっぱい!
無数に島が点在する沖縄。宮古島や石垣島など有名な島だけでなく、本島から船で13時間の日等や、干潮時のみ現れる幻の島など、知られざる島がたくさん! そこで、沖縄在住の写真家に聞いたおすすめの離島の絶景を彼らの写真と共にご紹介。
美しい海、グルメ、ドライブなど、気軽に南国リゾート気分が味わえる本島。見飽きることのないオーシャンビューに囲まれた癒しの離島。東京女子のために厳選した沖縄の憧れリゾートホテルをOZ限定プライスでリザーブ!
撮影/小早川渉(伊良部大橋)、tsukao(浜比嘉島&宮城島&平安座島)、ジェイムス オザワ(石垣島)