『銀河鉄道の夜』を体感できる、夢のSL列車旅へ
「私もこんな旅がしてみたい」と子どもの頃に夢見た、宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』。
その世界観に触れられる「SL銀河」に乗車して、今度の週末はロマンあふれる女子旅をしてみては！
大人の夢が至るところに詰まった「SL銀河」の魅力とは・・・
8色の青のグラデーションが幻想的！
物語に登場するモチーフが描かれた外観
宮沢賢治の故郷である岩手県・花巻?釜石間を運行する「SL銀河」。まず心奪われるのは、その車体。迫力いっぱいに黒煙を上げるSLが牽引する4つの客車には、『銀河鉄道の夜』をモチーフにしたイラストがあちこちに。車体を染め上げているカラーも、トーンが異なる8色の青を塗り分け、夜が明けて朝へと変わりゆく空を表現。まさに銀河鉄道の旅の一員になったかのような気分になり、乗車前からワクワク！
ガス灯風の照明やステンドグラス・・・
レトロな客車内で非日常のひとときを
「SL銀河」の車内へ一歩足を踏み入れれば、日本の古き良き時代へ一気にタイムトリップ。どこか懐かしいカラーリングのステンドグラスに、温かみのあるカーテン、木製のボックス席・・・と、目の前には宮沢賢治が生きた大正から昭和の世界が広がっていて、レトロなムードが満載。日常を忘れるひとときになるはず。
星空の中を走っているみたい！
列車で世界初の光学式プラネタリウムを鑑賞
1号車にあるプラネタリウムでは、『銀河鉄道の夜』をテーマにした天体ショーを上映。宮沢賢治が紡いだ美しき物語と、日本を代表するプラネタリウムクリエイター大平貴之氏のMEGASTAR-Jr.が映し出す星空とのスペシャルコラボに、思わず感嘆の声を上げてしまいそう。
宮沢賢治が愛した東北ゆかりの品々も
感性を刺激されるギャラリー
4両編成の各車内では、「ソーシャルデザインと賢治」など４つのテーマの宮沢賢治ギャラリーを展開するほか、沿線ゆかりの品々、岩手の民芸品、地元職人による創作物も展示。東北の豊かな文化にぜひ触れてみて！
車内でしか購入できない記念グッズも！
夢の世界を自宅やオフィスに持ち帰って
車内のミニショップでは、「SL銀河 クリアファイル」400円や「SL銀河 一筆箋」350円、「SL銀河 星座早見盤」600円など、「SL銀河」らしい記念グッズも並ぶ。お土産にすれば、ロマンティックな旅のムードにいつまでも浸ることができそう。 ※価格は全て税込
『銀河鉄道の夜』の世界観を体験できる
｢SL銀河ルーム｣
SL銀河が走る釜石線の釜石駅に隣接するホテルフォルクローロ三陸釜石では、ホテルに滞在する楽しみの一つとして、｢銀河鉄道の夜｣をテーマにした｢SL銀河ルーム｣を用意！ 列車を降りた後も童話の世界へ。
周辺スポット1）遠野「卯子酉（うねどり）様」
縁結びの神社で恋愛成就を祈願！
大好きな彼との絆をもっと深めたいなら、遠野駅からタクシーで約8分の「卯子酉神社」へ。「卯子酉様」とも呼ばれ、境内の無人売店で売っている赤い布を左手だけで木に結ぶことができれば、恋人と結ばれるというご利益が！
周辺スポット2）遠野「伝承園（でんしょうえん）」
民芸品づくりも体験できる
曲り家や水車など遠野地方の農家のかつての生活様式を再現し、伝承行事、昔話、民芸品の製作・実演などが体験できる施設。日本のふるさとの原風景を目で、耳で、肌で感じて。
周辺スポット3）花巻「林風舎（りんぷうしゃ）」
『注文の多い料理店』は実在していた？
宮沢賢治の子孫がオーナーのお店。1階のショップには、宮沢賢治の作品をモチーフにした小物やアクセサリーなどオリジナルグッズがずらりと並ぶ。2階は、『注文の多い料理店』の世界観をイメージした喫茶室に。毎週日曜日の15:00からは、クラッシックやジャスのミニコンサートも開催（入場無料）。
周辺スポット4）新花巻「宮沢賢治記念館」
宮沢賢治ワールドにどっぷり浸ろう
童話作家や詩人、そして優れたクリエイターでもあった宮沢賢治の多岐に渡る活動に親しめる。『セロ弾きのゴーシュ』で有名なセロ（チェロ）などの愛用品、『雨ニモマケズ』の直筆原稿などゆかりのものの展示など、施設全体が宮沢賢治ワールド一色。彼が思い描いた理想郷“イーハトーブ”を旅する気分で堪能したい。
