こだわりの料理と空間にまた訪れたくなるカフェVol.34
京王井の頭線は、人の顔が見える、アットホームな路線。そんな沿線には、ていねいな暮らしを彩るお店がいっぱい! まずは、1軒のカフェを通じて、井の頭線沿線の素敵な暮らしのエッセンスを感じてみない?
[左上]ランチは全4種。写真はニンジンラペなど多彩なお惣菜が楽しめるハナイグチランチプレート1080円[右上]無垢材のテーブルやデザイン違いの椅子など、家具にまつわる仕事をしていた店主のこだわりが随所に[左下]キノコ狩りが趣味だという今村さん夫婦。秋にはふたりが収穫したキノコを使った料理が提供されることも[右下]キノコの名前である店名にちなんで、店内には図鑑やオブジェなどキノコに関連するアイテムがたくさん
久我山駅北口を出て、ローカルな商店街を2分ほど歩いたビルの2階。店名のキノコのように知る人ぞ知るおいしいお店になりたいという思いが込められたカフェ「hanaiguchi」。無垢材の家具や漆喰の壁、器は気に入った作家のものを使うなど、“本物”にこだわった空間で楽しめるのは、店主の今村崇司さんによる創作料理。「食べた瞬間、ちょっとした驚きを感じてもらいたい」と、スパイスやハーブで“ ひとひねり”を加えるのがポイントだそう。料理はもちろん、随所に今村さんの思いやこだわりを感じる店内は心地よく、次回は誰とどう過ごそうか、店を出る前から思いを巡らせてしまうほど。訪れるたびに“ また来たい”、そんな気持ちになるカフェだ
駅から少し離れた閑静な住宅街に佇むカフェ。古道具に囲まれたレトロな空間で、自家焙煎のネルドリップコーヒーや自家製ケーキを楽しめる。24時まで営業しているので、時間を気にせずゆっくり過ごせるのも魅力。会話はお静かに。
久我山の鎮守として古くから親しまれ、毎年夏と秋には祭りを開催。なかでも7月に行われる夏祭りでは、大釜に沸かした湯に笹を浸して参拝者の頭上に振りまき、無病息災を願う「湯立て神事」など、都内唯一の神事を体験することができる。
ホテルオークラに務めていたネパール人シェフが作る本格インドカレー。チキンやマトンキーマなど種類も豊富で、ほんのり甘いふわふわのナンとも相性抜群。ナンはプレーンのほかに、チーズやゴマもあるので気分に合わせて選びたい。
「meets井の頭線」連載ページに関するアンケートに回答してくれた方の中から抽選で3名に、益子焼のマグカップをプレゼント。ハナイグチの店長が自らセレクトしたカップで、ゆったりしたお茶の時間を過ごして。
撮影/佐野学 取材・文/島村麻里
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